ジェームズ・スプンド（1933～1969）が執筆した《ザ・コブラ & ザ・カナリー》は23歳の主人公ニール・オリスの逃走劇。生まれ育ったバージニア州の寂れた町から逃げ出す手段を必死に探してたニールは亡くなった父親が密かに夢中になっていた、1964年型シェルビー・コブラロードスターのあるコネチカットの納屋にたどり着きます。最初の目的地は家族経営に行き詰ったタバコ農場で働く親友のアイク。二人はコブラロードスターに乗りカリフォルニアのパームスプリングスを目指します。
往年のフレグランスの軸をアニス調の甘さをもったヘイの香りでまとめた力強い香りです。タバコフラワーには微かな酸味に加えて、より芳醇な甘さを感じさるフルーティーさも感じることが出来ます。
ニールとアイクのロードトリップはシェルビーの革張りのシートでスパイシーな葉巻を吸ったり、窓を開けて運転しながらアスファルトから立ち上る夏の暑さの匂いを嗅いだり。人生におけるシンプルな贅沢です。

【ノート】
レモン、オリス、タバコフラワー、レザー、ヘイフィールド、アスファルト

【全成分】
変性アルコール、香料、水、α－イソメチルイオノン、ベンジルアルコール、シトロネロール、クマリン、リモネン、リナロール、ケイヒ酸ベンジル、ファルネソール、ゲラニオール

【内容量】
14ml

【原産国】
アメリカ