バレアレス海に面したスペインの村で育ったデヴァンテ・ヴァレレオ（1925～????）の短編小説《ブルズ・ブラッド》は元闘牛士だった父親との思い出を着想に綴ったもの。なんとも過激な内容ゆえに何年も発売禁止となった書籍とのこと。ページに登場する強硬なキャラクターの闘牛士やボクサーは、恐怖に直面しても逃げ出さないよう私たちを駆り立てます。
わずかなローズとゼラニウムにたっぷりのパチョリ。危険な遊戯のあとの血に濡れた闘牛を撫でるかのようなワイルドさを感じます。気の弱い人には向かない野生的で残忍な香水ですが、タバコの調和は絶妙で、パワフルな香水を好む人にとって《ブルズ・ブラッド》は単に野蛮なだけでなく、驚くほどエレガントに香ります。
残忍さと優雅さのバランスをとったフレグランスです。周囲の視線を無視して、問題に正面から取り組み、誰がボスかを世界に示しましょう。

【ノート】
ゼラニウム、スパニッシュローズ、パチョリ、ブラックムスク、タバコ、サンダルウッド、ブルズブラッド

【全成分】
変性アルコール、香料、水、α－イソメチルイオノン、ベンジルアルコール、シトロネロール、クマリン、リモネン、リナロール、ケイヒ酸ベンジル、ファルネソール、ゲラニオール

【内容量】
14ml

【原産国】
アメリカ